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世界の高層ビル事情

先日テレビを見ていたら、気になったニュースがあった。
ドバイに建設が予定されている高層ビルは、各フロアーに駐車場が完備されているらしいのだ!?

普通、高層ビルの駐車場といったら地下に大型駐車場が完備されているのが普通だが、このビルはエレベーターで自分が住むフロアまで車を運んでくれるらしい。 車から一時も離れたくないような、車マニアの方にはまさにうってつけの高層ビルである。

詳しく調べてみようと早速「新聞・雑誌記事横断検索」で検索してみた。
するとこのビル、駐車場以上に、あることが驚くべきビルとして注目を集めていたのだ。

■世界初!「変身ビル」

記事によると、このビルはイタリア人建築家デビッド・フィッシャー氏がドバイに建設を発表したもので、世界初の「変身ビル」というのだ。

具体的には、柱状の構造物を中央に設置し、その周囲を取り巻くように配置した居住スペースが1~3時間で1周するという。 簡単にいうと、中央の軸を中心として、ルービックキューブのように各フロアが回転する。

これについてデビッド・フィッシャー氏は、「全方位の景色を全部の部屋から楽しめるのは私が建てるビルだけだ」と話している。 つまりホテルニューオータニ最上階の回転ラウンジが自宅で楽しめるのである。

実際にビルの写真もインターネットで見てみたが、ビルが変形し、実に不思議な物体だった。

また、このビルの電力は省エネに配慮し、階と階の間に太陽光パネルとビル風を利用した風力発電装置を設置、電力を賄うという。高さ420メートルの80階建てで、2010年に完成予定だそうだ。

ただ、驚くのはこれだけでなく、価格も約4~40億円程度という・・・

■世界でもっとも高いビル

地震のニュースを聞くと、こういった超高層ビルは大丈夫なのかと心配になるが、今現在世界でもっとも高いビルはどこにあるのかを調べてみた。

現在世界で最も高い超高層ビルは、台湾の台北市信義区に2004年に竣工した"台北101"で高さ508m、地上101階建てである。

ただし、ドバイで建設中の"ブルジュ・ドバイ"が完成すると世界一の座から陥落する。 こちらのビルは2009年竣工予定で、地上162階建、尖塔高818m・軒高643.3mだそうだ。現在建設中ではあるが、2007年7月21日には台北101を抜き世界一の高さとなっている。

この超高層ビル世界一を巡る争いは激化しており、クウェートでは高さ1,001mのビルが2012年竣工を目指しており、サウジアラビアでは、1,609mの高層ビルの建設計画が浮上しているという。

■では日本では

ちなみに、日本一の超高層ビルは現在横浜ランドマークタワーで高さ296m、地上70階建てである。

しかし、現在それを塗り替える計画があるのをご存知だろうか。
近鉄百貨店が入る阿部野橋ターミナルビルが、日本一の超高層複合ビルに建て替えられるというのだ。

地下5階・地上59階、高さ約300メートルで、低層階には営業面積日本一となる百貨店の売場として利用され、中層階にはオフィス、高層階にはホテルが入り、2014年春の完成の予定だ。

新宿などでも日本一のビル計画はあるようだが、着工の目処はたっていないらしい。 ただし、地震が多い日本では、中東などのような超高層タワーの建設は難しいのだという。

世界一を巡るこの高層ビル競争、梅雨のこの時期、上層階では洗濯物がよく乾きそうでうらやましい。

text by G-Search (た)

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2008-06-30 14:11  nice!(0)  トラックバック(0) 
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