口も話題も熱い!「暴君ハバネロ」に迫る! [食べる]
●ハバネロとは 通常のトウガラシより1000倍辛い。それがメキシコ原産の香辛料「ハバネロ」だ。 注目度合いを調べる為に 新聞・雑誌記事横断検索 でハバネロを検索すると、「ハバネロ」でヒットする記事は過去30件。そのうち、暴君ハバネロが含まれる記事は19件と、このスナック菓子登場で急速に注目が集まった様が伺える。 実際ハバネロを原料とした商品はこれまで殆ど発売されておらず、2000年に発売されたペッパーソース「マリーシャープス」(水野産業)が「日本食糧新聞」の記事から見つかる程度だ。 ●暴君ハバネロ売上好調 にもかかわらず、暴君ハバネロの売上は絶好調だ。 初年度目標に設定した売上高を発売1ヶ月で突破、今年3月に掲載された新聞記事によるとその時点で計画の5倍ペースの売上を確保しており、5月時点では月商一億円商材に成長したという。 この人気の原動力が暴君ハバネロの巧みな商品構成だ。 記事によると、 東ハトでは2003年の民事再生法適用以後、新社長木曽健一氏の下で新生を目指しており、新体制では「毎月の経営戦略委員会が承認した“自信作”しか販売しない」という方針があったのだ。 そこで担当者は文献やWebから世界一辛いといわれるハバネロを見つけ出し、それを使う案を出し、初めて開発ゴーサインがでた。 こうして、一介の激辛スナックが「世界一辛いハバネロのスナック」という一味違った商品へと進化したのだ。 さらに、
●新生「東ハト」の戦略的中 一介の激辛スナックを、大ヒット商品へと変化させる。こうした経営方針の背景には、民事再生法新生後、生まれ変わった東ハトの活動ポリシーがある。 木曽社長は東ハトの同族企業特有の上意下達的な雰囲気から、社員の自立性を重視したボトムアップ型の企業体質への変換を目指した。 その策としてコーポレートブランド室を統括するCBOにプロサッカー選手の中田英寿氏を起用。また成果主義を採用することで、同じ職階であっても3割程度の給与差が付く信賞必罰の体制に切り替える等、矢継ぎ早に施策を実施した。 面白いのは中田選手の起用が、広告塔としてではなくサッカーで培った精神力や行動力、リーダーシップやチームワークを社内に向け発揮してもらう事が目的という点。社内意識改革にそれだけ本気という事だろう。 新聞・雑誌記事横断検索 で「東ハト」をキーワードとして検索すると、記事見出しからも順調に進む東ハトの再生が伺える。 そしてその成果は、新生東ハト初の新製品「暴君ハバネロ」の成功で目に見える物となった訳だ。 |
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