【ポケモンジェット】で売上UP!その人気を追う! [乗り物]
いよいよ夏休みが到来した。 ポケモンジェットは大人気アニメポケットモンスターに登場するキャラクターのピカチューをはじめとした主要キャラクターを機体にペインティングした飛行機。 楽しい外見はもちろん機内の装飾もポケモン一色となっており、カーテンや座席のカバー、スチュワーデスのエプロンまでもがポケモンで統一されている。 さらに搭乗者にはピカチュウジャンボでしか入手できないポケモングッズがプレゼントされ、機内限定公開とされるオリジナル短編が上映されるなど、ポケモンが大好きな子供にはたまらない企画となっている。 ポケモンジェットは1999年の劇場版ポケットモンスターが上映された際、映画の製作サイドより「飛行機に描いたら」という案が持ち上がり実現した。就航当時から他の便にくらべ30%~40%増しの乗車率でほぼ連日満員。当日券が取れない程だった。 この人気を受けてポケモンジェットは2代目、3代目と増えてゆき、現在では国内線としては3機、国際線に1機が就航しておりそれぞれ大人気だ。 ●ポケモンジェットの売上効果 ポケモンジェットのペインティングには22色、約500リットルの塗料を使い塗装に約2週間かかる。その塗り替え費用はなんと約1億円。 予算と時間を使ったこのプロモーション、乗客の増加といった効果は見られるが具体的にどの程度の規模となったのだろうか? 新聞・雑誌記事横断検索を利用して調べてみた。 記事データベースでキーワードを 「(ポケモンジェット OR ピカチュウジャンボ) AND 効果」 として検索。今回の塗り替え企画による効果について触れられた記事を探してみた。 するとポケモンジェットの売上効果に関する記事が見つかった。 また2004年になってからは、6月~12月の半年間で10億円の増収を見込んでおり、効果絶大と言える。 では、他社でこうしたペイント飛行機は運行していないのだろうか? 今度はキーワードを 「(広告 OR キャンペーン)機体 AND 飛行機 AND ペイント」 として検索。するとポケモンの例をはじめとした各種の飛行機へのペイントに関する記事が見つかった。 それによると機体へのキャラクターペイントは上で紹介した「ポケモンジェット」の他、ロックグループGLAYを描いた「GLAY JUMBO」、メジャーリーガー松井秀喜の巨大な顔が特徴的な「松井ジャンボ」などがある。 キャラクター以外では日航がリゾート便に「ハイビスカス」を描く他、日本エアシステムは黒沢明監督がデザインした「虹」をペイントした便を運行している。 こうして見るとペイントの種類はまだまだ少なく今後の展開が気になる所だが、日航、全日空ともに「未知な部分が多い」と慎重な姿勢を示している。 とはいえ機体数が約500機といわれる日本の大型航空機業界。 |
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