SSブログ

外資系高級ホテルで年末年始を過ごす [季節行事]

JTBが発表した年末年始(23日~来年1月3日)の旅行動向によると、海外旅行に出かける人は前年同期比0.2%増の64万4000人と、史上3番目の人出となる見通しとなった。金曜日の1月4日を休めば9連休(12月29日~1月6日)となる休みの並びから、欧州をはじめ遠距離の旅行先に人気が集まっている。

一方、国内旅行は、同0.2%増の2945万人。沖縄と北海道の人気が高いようだ。そして、注目なのは東京都心の外資系高級ホテルの高額プランにも人気が集まっているということだ。

外資系高級ホテル。筆者をはじめ一般庶民には敷居の高い場所かと思うが、どんな所なのだろうか。G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索で調べてみた。

●外資系高級ホテルの相次ぐ東京進出

2000年以降、約20件ほどの高級ホテルが東京で開業している。高級ホテル進出ラッシュの背景にあるのは、地価の下落、東京の再開発により優良物件が出てきたこと、都内での大規模再開発事業を対象に容積率緩和が認められるようになったことなどが考えられる。

東京駅周辺に進出した外資系高級ホテルの先駆けは、02年に開業したフォーシーズンズホテル丸の内東京だ。港区や中央区を含めると、米ハイアットグループのグランドハイアット東京、米ヒルトングループのコンラッド東京、香港拠点のマンダリンオリエンタル東京、米マリオットグループのザ・リッツ・カールトン東京が開業している。香港拠点のシャングリ・ラホテル東京が09年に開業予定で世界の主要ホテルチェーンが東京に出そろう。

●高級ホテルの気になる中身

ホテルのサービスは、日本で開業したからといって日本仕様にするのではなく、海外のホテルと同様のサービスを行っている所が多いようだ。ホテルの設備やアメニティの内容を統一することをはじめ、ルームサービスの料理の量まで細かく規定しているホテルもある。

客層は、平日にはビジネスで来日した外国人、休日は日本人客が多い傾向にあり、女性の"おひとり様"の利用も多いという。こちらは自分へのご褒美として贅沢な時を過ごすために利用するようだ。

気になるのは宿泊料金だが、ザ・リッツ・カールトン東京は、高さ248メートルで都内一の「ミッドタウンタワー」の上層部45~53階に入居。料金は最低で1泊6万8250円、最上級スイートルームは210万円と超高級だ。

その他のホテルの宿泊料金も1泊の標準料金が7万円前後程となっている。各ホテルとも最高級のサービス提供をうたい、1泊100万円前後のスイートルームをつくるなど利用者の満足度を高める手法が人気を呼んでいるという。

日本の一般的な高級ホテルと比べると高い料金となっているが、それでもニューヨークやロンドンなどにある同系列のホテルの宿泊料金よりは、価格設定は低くなっているとのことだ。

●ミシュランに掲載された東京の快適なホテル

11月22日に発売され、話題となった「ミシュランガイド東京2008」では、レストラン情報の他に、東京の快適なホテル28軒も紹介されている。レストランの格付けの「星」に対し、ホテルの格付けには「家」のマークが使用されている。

ガイドの中で家5つの最上級ランクとして紹介されているホテル7件のうち、実に4件は2005年以降に開業した外資系高級ホテルが占めた。ザ・リッツカールトン、マンダリンオリエンタル、ザ・ペニンシュラ、コンラッドだ。「豪華で最高級(さらに快適)」のホテルとして格付けされている。これなら、先に紹介した宿泊料金も納得なのかもしれない。

●スペシャルプラン

クリスマスや年末年始を控え、これからホテルの稼働率が上がる時期となる。

コンラッド東京では、クリスマスシーズンだけの期間限定プランとして、宿泊者にオリジナルのぬいぐるみ"コンラッド東京ベア"のプレゼントや、シャンパン&スイーツのプレゼントなどを行うプランを提供している。マンダリンオリエンタル東京では、なんと一泊千四百万円もする超豪華プランの予約受付が始まった。(いったいどんな人が予約するのか。。)その他各ホテルでも、さまざまなサービスや期間限定商品を打ち出している。

年末年始の旅行シーズン、遠くの外国より近くの外資系ホテルでゆったりと贅沢な時を過ごしてみてはどうか。

(text by わ)

■関連サイト


2007-12-17 14:22  nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。